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2010年10月17日日曜日

先行上映会

上野は国立博物館に映画の先行上映会に行ってきた。
「ハーブ&ドロシー」
佐々木芽生(めぐみ)監督が私財を投じて撮った、世界各国の映画祭で合計5つの最優秀ドキュメンタリー作品賞と観客賞を受賞してる名作。
が、日本人にかかれば、有名人が一人も出てこないからだろうけど配給に乗らず監督に配給権が戻っていってしまったという作品。
それが日本公開を目指すボランティアグループなんかも出来てついに11月13日から公開になる。


で、この映画が何とも良いんですな。
郵便局の仕分け人と図書館の司書さんという低所得の夫婦が30年かけてミニマルアートとコンセプチュアルアートに絞ってコレクションした結果、引越し用トラック5台分の集めてしまう嘘みたいなドキュメンタリー。
現代アートを全く理解できない私には作品は難解で解釈不能ではあったけど、上映後の監督の話によるとアートの世界に居ても何かと講釈をつけて説明しようとする人がいるけど、本当は自分の目で見たものが脳を介さず魂に直接届く、それが本来のアートだととあるアーティストが言っていたそうだ。
二人を見てるとそれがストレートに伝わってくる。
感想はいつも一言、「美しい」だもんね。一方、作品を見る目は子供のようにきらきらしてる。
映像としてはとりたてて特別な事はしてないけど、それがストレートに伝わってきてとっても良かった。
観ていてほっこり、暖かい気持ちになって、途中からは哀しいシーンなんて無いのに何故だかこみあげてくる涙をこらえるのに必死だった。


二人が収集したコレクションのアーティストは軒並み価値が高騰して数点売れば大富豪になれるにも関わらず、最後まで一点も売らず、すべてのコレクションをナショナル・ギャラリーにタダで寄贈した。
そしていまも新婚当時から住んでいる小さなアパートで質素な年金生活をしている。
カッコイイ。


劇中ハービーが言う言葉に激しく共感。
テレビ司会者に「何故売らなかったのですか?」と聞かれて、
「人生において金はそんなに重要じゃない。
金よりもアートの方が大事だ」と言い放つ。


常軌を逸した情熱と愛情深い日常を同時に生きてる。
自分もちょっとしたことで怯んでないで、直向きに自分の信じるように生きねばと思わされるのだった。


この配給に当初のらなかった作品を応援するために、Tシャツを買ってプレス用の非売品資料を監督のサイン入りでいただいてきました。




やっぱ藝大近くの国立博物館でやったってのも雰囲気が出てよかったですな。


基本単館のミニシアターですが、全国各地に何とか展開できそうなようです。

2 件のコメント:

  1. 自動車産業従事者2010年10月17日 23:19

    ようこんなの見つけてきたねえ、面白そう!!
    ベンダ・ビリリとこれは見逃さないようにしたいな。

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  2. 名古屋でもやるみたいだからね。

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