人気の投稿

2015年7月17日金曜日

青木の涙に思う

5/22だからもう1か月以上が経ってしまったけど、One Championshipのライト級タイトルマッチで、安藤晃司に青木信也が圧勝した映像を観た。

試合フィニッシュの際の振る舞いや諸々のコメントの影響で国内ではかなり不人気な格闘家になってしまっている青木君。あと、UFC信奉者にとってはUFCに目もくれない感じがアンチにさせてしまっている気がする。まあ、格闘技好きじゃないと知らないでしょうけど。。。

2001年のサンボの日本選手権で初めて会い、ちょうど太田章先生と若林次郎さんという早稲田閥で帰りに飯を食ったのを思い出す。当時から目立ちたがりだった彼は、柔道部の1年生でありながらなぜか大五郎カットにして外見から目立ってた。ただ、その風貌とは裏腹に話してみると、すごい朴訥とした好青年で、それでいて芯のしっかりした意志の強い人間であることがうかがえた。

確かに、試合後の態度など直すべき点があるとは思うけど、自分の商品価値を理解した上での振る舞いであり、ヒールにあえて徹しているとも言える。

そんな彼が、人目をはばからず涙したという。そして「日本じゃ、みんな、俺が負ければ良いと思ってんだよ」と言い続けていたという。

僕も青木君を嗜める格闘家の人と結構仲良くしてるのだけど、彼のこだわりみたいなものは嫌いじゃないな、と思ってる。
大学の後輩だからとかじゃなく。
それは、彼がホント格闘技おたくで、マニアなファンと比べても様々な格闘技の試合をよく見ているということ。その上で、醸成された寝技に対する強い拘りは一目を置くべきだと思っているところにも因る。
以前、「今の総合格闘技界は打撃偏重だからこそ、俺は寝技に拘る」と言っていたけど、その裏には、(暴力性を感じさせる)打撃によるKOが本人の意思とは関係なく起こるのと比べて、関節技や絞め技による一本勝ちは相手に自らの意思でタップさせることにより怪我のリスクを少なく、屈服させることが出来るので芸術的という彼なりの考えがある。

もう一つ共感するのは、UFCと契約しない事を問われて語った「人と同じキャリアを送りたくない。UFCと契約してしまうと自分のキャリアはUFCの作るキャリアになってしまう。『青木真也』が選択する『青木真也』オリジナルのキャリアを生みたい」というコメント。そして石澤さん(ケンドーカシン)とやった試合をこの前のタイトルマッチと並列で語り、今年の2試合目と言ったりするところ。

まあ、多分、そこには根底に流れる猪木信者(と勝手に決めつけてるのだけど。。。)なところが共通しているんだろうなあと思ったりするわけです。

だから、彼のブログを見たらみんな印象変わるんじゃないかな、って思う。
すごい素直な思いを真摯に書いてるから。

『そういえばなんですが僕がやってるMMAって本当に自分がやりたい事かって疑問に思う事が1ヶ月に何度かあるんですよ。誤解を招く事でもあるんでちゃんと説明しますね。

格闘技を好きか嫌いかって言うと好きですよ。それも結構なレベルで。

で何がつまんないなって感じているかと言うと勝つ為にケージに詰めてテイクダウンしてコントロールを優先順位で一番上に置いて相手を削って削って。。。。リスクを最小限に抑える為にラウンド終盤でサブミッションにトライする。勝つ為には最善の策であるとは思うんですけど自分が面白いか面白くないかで言うと正直微妙なんですよね。

もっと動いてサブミッション取り合って関節を追いかけ合う試合がしたいんですよね。
所英男中村大介みたいな試合と言えば格闘技ファンは分かってくれるだろうか。

試合と言うゲームで勝つ為の試合じゃなくて格闘技として強いサブミッション、
強い打撃をぶつけ合う格闘技がしたいと常々思ってます。

ゲームで勝ってもあんまり面白くないんだよな。

俺はなんだかんだでそのゲームで勝つ事も楽しめちゃうから困っちゃうんだけど。。。

俺がブラジリアン柔術にまったく興味が無くなったのって格闘技じゃなくてポイント取り合うゲームになってしまって格闘技としての意味はそこに無くなってしまったからなんだよね。それ打撃があったら意味ないじゃんって技術が多過ぎる。

柔術は好きなんでMMAの中で柔術を体現してくれる選手は大好きです。
その競技で通じない技術ではなく格闘技としての技術。

だからさ。MMAファイターってプロレスラーじゃなきゃいけないんだよ。
どんなルールでも闘わなきゃいけないしどんなルールでも勝ちにいかなきゃいけない。
いつ何とき誰の挑戦でも受けるって本当に名言だと改めて思う。』

0 件のコメント:

コメントを投稿