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2012年4月30日月曜日

海

こう、このところ、しきりに海で練習をしていると、海についていろいろ思う。

金田湾では地引き網をしなくなってしばらく経つと言う。
地引き網漁をしてた頃はどんどん海底が禿げ山になっていった。
根こそぎ持って行きよるからね。
タツノオトシゴとか食べることの無いものも一緒くたに。
海藻も食べやしないのに根っこもろとも引き上げていくからアマモやアカモクなんかもすっかりなくなってたそうだ。
今は金田湾ではだいぶ復活してきていて、泳いでるときは勝手ながらとっても邪魔で何とかならんかいな、と思ったりするのだが。。。
話はそれたけど、そうして漁業資源は乏しくなっていった。
というのも、海の中だって食物連鎖があるのだから。
卵を産みつける海藻の無いところに魚は寄って来ないしね。
大磯とかではまだ地引き網の看板を見かけるし、なんだか地引き網漁体験を売り物にしたツアーやらイベントやらあったりするのを見て、なんだかなあ、って思ったりする。
メダカ飼う水槽にだってちゃんと水草入れるでしょ?
おんなじことを何で海ではやらないんだろね?

金田湾みたいに東京湾の入り江になっているところだって、意外と大物の魚が入ってきたりするんだ。
9月頃餌を追って、イナダがかなり岸の近くまで入ってくると言うし、今の時期ならマゴチなんかも狙ってる釣り人がいる。
詳しくは書かないけど、そこにその魚が居るのには理由がある。
魚だけじゃなくて、単純な例だと、漁が終わる特定の時刻に売り物にならない魚をバラまく漁船に海鳥は群れる、とかね。

一たび、資源が少なくなってくると、思考停止して、やれ環境問題がとか言う人が多いけど、今起こっている物事にはたいてい理由があり、自分で自分の首を絞めてることが往々にしてある。

話は海の中だけじゃない。
山を切り開いて畑にドンドンするのは良いけど、そこに効率化を求めて農薬をドンドン投入する。
大雨が降りゃ、その泥が川を介して海に流れ出る。
農薬なんて、毒物だからね。
人間よりもずっと小さい、農薬のまさに対象の虫達と同じサイズの海に棲む生物なんてそれで一発。
そして均衡していた食物連鎖が崩れていく。
農薬は言葉にすれば、皆認識するだろうけど、その他の肥料なんかも一緒。
化学肥料に限らずね。
富栄養化した土は、もうそれは自然じゃないから。
今の世の中の家庭菜園ブームなんかもいかがなものか、と個人的には思ってたりする。

それでも母なる海は恵みを与えてくれる。
日本人は去年の津波という強烈なインパクトで海へネガティブなイメージを少なからず抱いてるんじゃなかろうか。
でも、それ以上の負荷を全国各地で海に対してかけてることは棚上げしてないだろうか?

海はただ、与えてくれる。
人間の言葉を話さないで、雄弁に語り、いろいろなことを教えてくれる。
それを人間が解せないだけだ。

例えば、正しいかわからんけど、
金田湾の浜はほんの40年くらい前は、今よりも50mくらい広かったそうだ。
一方で、明治時代頃は今と同じくらい浜は狭かったそうな。
では、いつ広がったのか?
それは、関東大震災。
どれほどの信憑性があるかはわからんけど、ここにも大きな地震が来る予兆があるということか。

1日違うと、同じ様な天気で、同じ水温でも水の透明度や群れる魚の種類なんかが違ったりする。そこにだって何か理由があるはずで、それを受け止められれば何かを示唆してくれてるんじゃないか、って思ったりする。

これらは完全なる自分の主観だけど、少なくともこの冬の海は日本中を探しても、外から中からよく眺めた方だと思う。
たいして観察しないで語るだけ語る人が多いから、それだけは主張しておく。

などと書きなぐってみた。

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