昨年(2011年)はスマホ元年と言われる年だった。
そのトレンドはますます加速して、今年は浸透の年となるんだろう。
僕が入社後配属されたのは新規事業を立ち上げる部署。
世の中の電子手帳ブームに乗っかって、うちらしいPDAを出そうというものだった。
Palm、ザウルス、CLIE、、、Windows CEなんてOSも出てきてPDAも広がるかと思われたが、モバイル指向のWindows PCがあっという間にそのパイを奪っていった。
そして、我が身は、、
企画はぽしゃり、部署迷走の時代がしばらく続いたのだった。
今にして思うと、現在のスマホのブームによって登場している各種のデバイスは、このころにNECやシャープ、ソニーといった日本のベンダーがやりたかったこと、そのものなんじゃないかな。
つまるところは早すぎたということだ。
携帯電話の浸透から電子手帳とは別の方向にトレンドが移行したのも影響した。
ドコモが始めたiモードはコンシューマを取り巻くコミュニケーション環境を一変させたとは思うが、そのトレンドにデバイスがついていけていなかったんだと思う。
タイミング的にちょっと早すぎたのはもったいなかったけど、このマーケティングがなければ、今のスマートフォンのトレンドも起こっていないにちがいない。
アップルが2007年にiPhoneを出せたのも、iモードがあったからこそだと思うのだ。
そしてスマホの時代がやってきた。
大型化するスクリーンと高解像度化で、スマホのブラウザもそこそこ満足な情報量を表示できるようになった。
アプリケーションプラットフォームとしても、それなりに実用に耐える。
複数のデバイスがクラウドによって当たり前のように連携している今、スマホのスクリーンはPCのスクリーンを拡張する、インテリジェントなウィンドウだ。
スマホはある意味で、現在のコンピュータの相似デバイスであり、かつて、ノートPCが、据え置き型のデスクトップコンピュータと遜色のない性能を持ち始めたときのことを彷彿とさせる。
当時のノートPCは、常に何かをガマンしなければならなかった。
それは今も同じなのだが、PCとスマホでは、もちろんOSも違うし、そこで走るアプリも異なるが、クラウドのおかげでデータオリエンテッドな環境としては、あまり違和感がない。
WindowsスレートPCが、なかなか市民権を得ないのも、Windowsそのものが、マルチタッチを前提に作られていないのはもちろん、まったく同じアプリを走らせようとしていることに無理があるからだと思うのだ。
それをいさぎよく諦めたのがスマホであり、自分の立ち位置をよく理解しているともいえそうだ。
こうして、ノートPCでの改善点がスマホで活かされてるんだと感じる。
そう考えると、これまで入社以来唯一、実のあることをやった感があるのに封印されてしまった入社後数年間の仕事。
今ならもう一花咲かせられるのに、と思えてならない。
ま、そんなことを言っても仕方のないことではあるのだが。。。
諸説もろもろあるが、今年はPCの存在が再確認される年になるのではなかろうか。
というのも、スマホを使う人が急増し、会社以外ではPCは必要ないと思い込んでいた層が、こぞってPCを求めるようになるだろうから。
スマホBYODの流れができてきているらしいし。
Windows 8も目前だ。
使い続けてきたWindows XP PCも、そろそろお払い箱のタイミングだ。
必然的にUltrabookも市民権を得るだろう。
スマホがPCを拡販する。
ま、昨年買っちゃったんでうちはしばらく買わないけどね。
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